東京電力 配電柱装柱情報センター1

内容

コンクリート柱(PCポール)  鋼管柱  電柱番号札  ワイヤーグリップ(昇柱器)  腕金

金物(バンド類他)  足場ボルト(ステップボルト)  補助足場金具  足場金物

ボルトとナット  低圧ラック  低圧ストラップ  シンブル  架空地線

高圧部表示テープ  ボルト型コネクター  引込スリーブ  電線スリーブ  引留金物

コンクリート柱(PCポール)

16−70は16mで700Kgfです。

 

 

新しいコンクリート柱は白色に近い色をしています。(右の上下)

最近グレー(濃灰)のコンクリート柱が見られます。(左の上下)

このようなグレーのコンクリート柱は、中部電力などでは珍しくありませんが、

東京電力では見かけませんでした。

材質や製造工程の違いだと思いますが・・

(本かネットで、その色の違いを読んだけど・・忘れました・・)

長さが8mから16mが一般的です。

8mから12mが低圧線用で14mから16mが高圧線用です。

全長の6分の1程度を埋める(根入れ)ため12mだと2mは埋まっているのです。

同じ14m柱でも太めや細径柱があり、根入れは異なります。

他に下部がコンクリート柱で上部が鉄柱の複合鋼管柱や引き込み線用の小柱があります。

電柱下部の12−35、14−70、細14−50等の数字は初めの2桁が長さで細は細径

後の2桁は上部設計荷重(Kgf)を表し35なら350Kgf、150なら1500Kgfとなります。

鋼管柱

最近見かける事が多くなった鋼管柱です。

パンザーマストのように各鋼管がショートではありません。

鋼管組3〜4本で高圧装柱の高さが得られます。

電柱番号札

鉄板とプラスチック製があり地域(支店)により異なります。

NTTとの共架柱の場合、電柱の所有者の札が下段になります。

(写真の場合は札が下なので、電柱は東電のものになります)

NTTは札が通常車道側のみにありますが、東電の場合は

札確認で車道に出るのは危険という配慮から歩道と車道と二枚あります。

札の下には電柱仕様(製造会社、年度、他)がありますが、

最近はテプコマークが付けられています。

電柱仕様(テプコマーク)の位置が重心位置目標の場合もあります。

ワイヤーグリップと昇柱器

ワイヤーグリップです。

昇柱器を取り付けた状態です。

ワイヤーグリップ

柱上作業時に安全帯の胴綱と補助安全ロープを

使用した無墜落昇柱をサポートするための安全機器です。

ワイヤーグリップに昇柱器を取り付け補助安全ロープ繋ぎ昇ります。

金物、腕金類等

腕金

F型アームの装柱です。

F型アームとD型の装柱です。

金物類の主力の腕金です。

90cmから1,8mまで6種ありますが特例用(SVR装柱等)で2,4mもあります。

垂直配電用のD型(コノ字)腕金やF型(Fアーム)腕金があります。

金物(バンド類他)

電柱に部材を付けるバンドや支線用の強力バンドや電柱に電線を

抱かせる(街灯電源等)ためのステンレス自在バンドがあります。

他にストラップ、低圧ラック、Uボルト、アームタイ、受台各種(トランス用)

中間分岐金物、シンブル、足場(補助)金具・・等・・様々な金物があります。

足場ボルト(ステップボルト)

足場ボルトとステンレス自在バンド(下)です。

足場ボルトは45cm間隔でコンクリート柱に取付られるようになっています。

補助足場金具

トランス装柱など足場ボルト不能場所に使用します。

足場金物

架空地線キャップ付近など足場ボルト不能場所に使用します。

また、高圧カットアウトの操作足場としても使用します。

ボルトとナット

13ミリボルトと四角ナット(12cm型)

装柱全般に使用されるボルトです。

13ミリ(径)ボルトは長さが3cm〜50cmぐらいまで多数あります。

16ミリ(径)ボルトは強力バンドや柱の穴に通し腕金を固定します。

13ミリボルトのナットは四角で、16ミリは普通の六角ナットです。

低圧ラック

引留がいしや多溝がいしを取付けます。

低圧ストラップ

引留がいしを取付けて低圧本線を引留めます。

(情報センター3の引留がいしもご覧下さい)

ストラップには折やねじれのある、耐張がいし引留用もあります。

シンブル

鋼より線の巻き付けグリップ引留用金具です。

シンブル(大)もあり、バンドのボルトに通して使用します。

シンブル(大)は中間分岐(引込線が多い)にも使われています。

架空地線

  

登場初期は腕金により支持していました。

その後専用のGWキャップが登場します。

GWキャップには19型と22型(内径サイズ)があります。

  

初期型(左) 中期(中) 現在(右)

22型のキャップです。

高圧装柱の一番上部にあるグランドワイヤー(GW)です。

避雷(針)線の役割をしています。

昭和46年ごろ登場しましたが、近年は減少の傾向にあります。

減少の理由は

電線、機器(トランス・開閉器等)の耐雷化が進み電線に落ちても平気・・

登場以来30年が経過し過去の実績では電線にも落ちて、必ずしもGWに落ちていない・・

コストが掛かる・・などではないでしょうか?

実際のところ・・劣化等により断線が有力のようです(関係者情報)

高圧部表示テープ

高圧部の接近を促す赤いテープです。

各地域(支店)の判断により採用されています。

接続と引留

ボルト型コネクター

電線の接続に使用します。

3.2、14、22、38、60(スケア)と電線に合わせた各サイズがあります。

現在の接続はスリーブ類に替って来ています。

他のコネクターには

締付コネクター

バイス型コネクター

接地コネクター等があります。

引込スリーブ

引込スリーブとカバー

引込線(家側)接続用スリーブです。

現在はボルコンに替わり引込線でもスリーブを使用しています。

電線スリーブ

直線用スリーブです。

電線の接続に使用します。

スリーブ類には

圧縮スリーブ(C)(T)(Y)(込み)(直線)

念かいスリーブ(PD用)

水留スリーブ等があります。

引留金物

耐張がいしに電線取付前のアルミ線用引留クランプです。

低圧用引留クランプ(下)です(上、中はカバー付)

がいしと組み合わせて電線を引留ます。

引留金物類には

高圧用引留クランプ(銅線、アルミ線)

低圧用引留クランプ

引留金具等があります。


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