東京電力 配電柱装柱情報センター4

内容

トランス(変圧器) 高圧用自動電圧調整器  気中真空開閉器  分路リアクトル調相装置  遠方制御器

系統電源自動切替器  高圧架橋ポリエチレン絶縁電線  都市型配電用高圧架空ゲーブル(CVT)

  トランス引下電線(PDC)  銅線(IJP)  ビニル絶縁電線(OW)  低圧架空ケーブル(VVQ)

  低圧線用ビニル外装銅ケーブル(SV)  引込用ビニル絶縁電線(DV) ビニル絶縁電線接地線(IV) 

    バインド線 鋼より線  支線  低圧引込線

トランス(変圧器)

トランス前部の数字は定格容量で5,10,20,30,50,75,100,175等があります。

数字の色にも意味があり

青色は耐雷型(アレスタあり)6.6KVタイプ

緑色は低損失型(アレスタなし)6.6KVタイプ(一般型より雷に強い)

黄色は一般型(アレスタなし)6.6KVタイプ(雷に弱い)

赤色は一般型(アレスタなし)6.3KVタイプ(雷に弱い)

近年急速に耐雷(青)に取り替えています。

他に都市型用の異容量型などがあります。

50+125、20+50、100+30、15+50、20+75(KVA)等

都市型用の異容量型の例

50+125型で高圧カットアウトが一体化(左)しています。

写真前面は二次側(低圧)です。

最近は新型のコンパクト(ハンガー吊り)タイプも登場しています。

従来の腕金タイプ

腕金より新しい変台タイプ

簡素化カンガー吊タイプ

詳しくは地域別装柱例をご覧ください。

高圧用自動電圧調整器(SVR)

電源から遠方の線路に設置し、電圧降下を補正します。

2000KVA〜4000KVA型があります。

開閉器

開閉器には幹線用開閉器、連絡用開閉器、区分開閉器があり

手動での入り切りするAS、VS型(系統の分断や需要家用の区分開閉器)と

遠隔操作が出来る自動(手動可)のDCAS,VS型(幹線用、連絡用開閉器)があります。

気中開閉器引込型(AS)300A

気中開閉器(AS)300A

気中開閉器(AS)600A

真空開閉器(VS)300A

真空開閉器(VS)600A

自動気中開閉器(DCAS)300A

自動気中開閉器(DCAS)600A

自動真空開閉器(DCVS)300A

自動気中開閉器(ITAS)600A

引き紐はAS系は赤と白、VS系は赤と緑です。

(×00A等の文字が青は耐雷型です。)

気中開閉器(AS)300A

(幹線、連絡用)

気中開閉器引込型

(区分用)

「引込」の文字があり

気中開閉器(AS)の例

 

自動真空開閉器(DCVS)300A(左)と同600A(右)の例

自動真空開閉器(DCVS)300A

自動気中開閉器(ITAS)600A

近年開発されたセンサー内蔵自動開閉器です。

各相別の計測等、線路の”今の状態”を計測できます。

自動真空開閉器の例

配電線に重畳された信号が高圧結合器により

遠方制御器に送られ開閉器を操作します。

遠方制御器(子局)

センサー内蔵自動開閉器(ITAS)と共に開発された遠方制御器(子局)です。

各相別の計測情報など多データーの搬送をする高速通信子局です。

遠方制御器の例

遠方制御器と似たようなカタチ(最近は角型)の低圧二系統電源自動切替器があり

主に交通信号の電源制御を行っています・・ひとつの柱に遠方制御器がふたつ・・

こんな柱は遠方制御器と自動切替器の共架装柱と考えてよいでしょう。

 

低圧二系統電源自動切替器の例

旧型(左)                     新型(右)

分路リアクトル調相装置

フェランチ効果による電圧上昇を抑制する装置です。

詳しくはコチラ

高圧用電線

高圧架橋ポリエチレン絶縁電線

銅線(高圧)

硬銅電線 OC 150ミリ

硬銅電線 OE 100ミリ

硬銅電線 OE 60ミリ

 硬銅電線 OE 5ミリ 

(アルミ線)(高圧)

硬アルミ電線 HAL−OC 240ミリ

鋼芯アルミ電線 ACSR−OE 120ミリ

鋼芯アルミ電線 ACSR−OE 32ミリ

OCは本線でOEは分岐に使用します。

最近は全タイプにSN(着雪防止のヒレ付)があります。

都市型配電用 高圧架空ゲーブル(CVT)

トリプレックス型自己支持形高圧架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル

CVT−SS 60、100、150ミリ

HCVT−SS 200、250ミリ(大容量)

トランス引下電線(PDC)

PDC 5,5ミリ

銅線(IJP)

(CVTとOC等の接続、縁まわし用)

銅線IJP 100ミリ

銅線IJP 150ミリ

銅線IJP 200ミリ 

低圧用電線

低圧用ビニル絶縁電線(OW)

低圧線用(銅線)

硬銅電線 OW 60ミリ

硬銅電線 OW 5ミリ

低圧線用(アルミ線)

鋼芯アルミ電線 ACSR−OW120ミリ

鋼芯アルミ電線 ACSR−OW60ミリ

都市型配電用 低圧架空ケーブル(VVQ)

クオーレックス型自己支持形特殊耐熱ビニル絶縁ビニルシースケーブル

SHVVQ−SS 4芯(150ミリ×2+100ミリ×2)

低圧線用ビニル外装銅ケーブル(SV)

SVはトランス2次側(低圧)や低圧本線、引込線に使います。

なお、SVは東電の名称で一般的にはVVRです。

2SVは黒、白の2芯ケーブル

2SV 2,6ミリ

2SV 8ミリ

2SV 14ミリ

2SV 22ミリ

2SV 38ミリ

2SV 60ミリ

2SV 100ミリ

3SVは黒、白、赤の3芯ケーブル

3SV 8ミリ

3SV 14ミリ

3SV 22ミリ

3SV 38ミリ

3SV 60ミリ

3SV 100ミリ

3SV 150ミリ

引込用ビニル絶縁電線(DV)

主に引込線に使います。

2DVは2芯電線

2DV 2,6ミリ

2DV 3,2ミリ

2DV 14ミリ

2DV 38ミリ

3DVは3芯電線

3DV 2,6ミリ

3DV 3,2ミリ

3DV 14ミリ

3DV 38ミリ

3DV 60ミリ

ビニル絶縁電線接地線(IV)

(赤色または緑色電線)

ビニル絶縁電線 2,6ミリ

ビニル絶縁電線 8ミリ

ビニル絶縁電線 22ミリ

 ビニル絶縁電線 38ミリ

バインド線

電線をがいしや金具に固定する際に使用します。

ビニール銅バインド線 1,6ミリ

ビニールアルミバインド線 3,2ミリ

裸銅バインド線 2ミリ

裸アルミバインド線 5ミリ

電線の種類(銅・アルミ)に合わせて数種類があります。

高圧6号ピンがいしが全盛の時代には多くの需要がありましたが

現在はクランプ支持(留め)にその座を譲りました。

裸銅バインド線 2ミリの例

鋼より線

電柱を支える水平支線(ステー)や地支線(ジステ)(地上で黄色いカバーが掛けてある線)

SVゲーブルによる引き込み線の支持、中間分岐(電柱間で線を分岐)等に使用します。

30、45、90ミリがあり30は引き込み、45は支線、90は高圧線の支持、

分岐に使用します。

(他にCVTケーブル支持用の70もあります)

支線(黄色カバーある線)

      

支線カバー普及型(左)    2段セパレータ型は新型(右)

地支線は電線の引留や重角度箇所に対して、電柱のカブリを防止するため

電柱より45度の角度で地表にアンカー(スクリュー、打ち込み)を据えます。

繁華街などでは斜めに支線が取れず、途中に水平腕金を突出して

弓型にする弓支線などがあります。

黄色いカバー(支線カバー)はプラスチック製ですが昔は、支線地表部に

黄色く塗った丸太を4ミリ鉄線で巻きつけて、添わせるものでした。

ここを書いてて今、思い出しました・・もう一度見たいです・・無いよな〜今は。

低圧引込線

SVケーブルの引込

低圧引込線

DV線の引込

低圧引込線

水平部がSVケーブルで中間でDV線(家屋側)に接続しています。


注意

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