東京電力・廃止された装柱5
近年設備が省略されたり、変更のあった装柱例集です。
(記事中の装柱品名については電柱装柱情報センターをご覧下さい。)
引込下部分岐方式
東京区内城西地区の一部にあった引込方式です。
昭和40年代後半に本来、低圧本線位置から分岐していた引込線を電話設備の直上(地上高6m〜7m)に
新たに腕金(専用の分岐用引下げSVケーブルも含む)を取り付け、電線を切り回しした繰り下げ装柱です。
腕金の両側に各2個の多溝がいしを取り付けたものが基本装柱のようでした。
まだ、単相2線のDV線が全盛だったことや、家屋の接続点は1階の軒下(玄関の脇とか)が多い・・ということを
考えると電線の高低差解消など利点があったのでしょう・・
現在では受電が大容量化していたり、専用引込ポールがある等の事情により不向きなのか、ほとんど無くなってしまいました。
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