中国電力 配電柱装柱情報センター

中国電力規格の装柱材料の説明です。

 他の装柱品は東京電力配電装柱情報センターをご覧下さい。

内容

架空地線  昇降表示札  高圧槍出金物  高圧アーム腕金  低圧槍出金物

高圧耐張がいし  高圧耐塩耐張がいし  高圧中実耐張がいし  高圧ピンがいし

  高圧中実ピンがいし  高圧中実がいし  高圧耐塩型ピンがいし  

高圧複導体中実がいし  高圧引留がいし  高圧中間がいし  高圧ブッシングがいし

  高圧ラインスペーサー  配電自動化装柱  配電用避雷器  高圧カットアウト

柱上トランス  共用型柱上トランス  高圧開閉器  高圧用接続終端部

高圧線路分岐  鋼より線絶縁カバー  低圧線路分岐  低圧接続箱 

電線ヒューズ  低圧用自動電圧調整器(LVR)  低圧引留がいし  DV引留がいし

架空地線

中国電力では架空地線はキャップ型が主流です。

地線は絶縁しています。

東京電力と同型のGWキャップもありました。

中国電力の架空地線は鋼線を使用しています。

引通しには高圧ピンがいし、引留めには低圧引留がいしを使用しています。

昇降表示札

黄色の札から昇る・・

柱への昇降ポイントを指示しています。

ポイント指示と言うよりは他事業者に空けて(装柱しないで)と教えているようですね。

金物類〜

高圧槍出金物

東電のD型腕金とよく似ています。

垂直装柱でも槍出はあまりありません。

高圧アーム腕金

美化を考慮した腕金です。

強度を増すためにパイプ型をしています。

低圧槍出金物

 

低圧本線支持の金物です。

低圧本線の垂直装柱用です。

〜高圧用がいし〜

高圧耐張がいし

耐張がいし2個連結2連は中国電力だけの仕様です。

高圧線の引留用がいしで全国(東京電力他)普及型です。

東電のように線側の1個にはカバーがありません。

高圧耐塩耐張がいし

高圧線の引留用がいしで耐塩型です。

耐張がいしより若干大きめです。

高圧耐塩耐張がいし+耐張がいし

 

耐張がいし2個連では不安がある・・

でも耐塩耐張がいし2個連を使うほどでもない・・

そんな時は

高圧耐塩耐張がいし+耐張がいし!(TV通販か・・)

高圧線の引留用がいしで耐塩型です。

高圧中実耐張がいし

両端にキャップがある構造です。

装柱数は少ないです。

高圧線の引留用がいしです。

高圧ピンがいし

 

引通しやJP支持、トランスの引下げ線、地中線CVT立上りの支持に使用します。

高圧中実ピンがいし

引通し装柱の中実ピンがいしです。

 

 比較的新しい(登場が)がいしです。

赤帯なし

引通しやJP支持、トランスの引下げ線、地中線CVT立上りの支持に使用します。

高圧中実がいし

 

引通しやJP支持、トランスの引下げ線、地中線CVT立上りの支持に使用します。

高圧耐塩型ピンがいし

 

塩害や汚損対策用耐塩型がいしです。

高圧複導体中実がいし

高圧線の複導体区間で使用しています。

引通しやJP、地中線CVT立ち上がりの支持に使用します。

高圧引留がいし

引下げ線も高圧耐塩型ピンがいしの支持が多くなってます。

トランスの引下げ線の支持に使用します。

高圧中間がいし

 

角型カットアウトを支持しています。

高圧耐塩型ピンがいしで代用している場合もあります。

高圧カットアウト用取付金具と腕金の間のがいしで主に塩害地区用です。

高圧ブッシングがいし

トランスの引下げ線やトランスのリード線等を支持するがいしです。

現在はあまりありません。

高圧ラインスペーサー

分岐狭線間のスペーサーです。

丸型スペーサー(左)もありました。

複導体用のスペーサーです。

セラミック製のようです。

高圧線の分岐や街路樹接近ヶ所等の狭線間で使用します。

写真は東北電力のものです。

〜高圧用機器〜

配電自動化装柱

配電自動化開閉器装柱です。

開閉器操作用2系統切替電源トランスです。

高圧にリードが繋がる旧式機器・・

開閉器を自動制御する遠方操作器は配電自動化用子局とも呼ばれています。

左の角箱が配電自動化用子局です。

配電自動化システム用の遠隔操作機器です。

自動化開閉装柱には、操作用電源トランスが装柱され

遠方操作器(開閉器用子局)と組み合わせて使用します。

配電用避雷器(アレスタ)

 

高圧線への落雷電流を逃がす避雷機器です。

高圧カットアウト

角型タイプの避雷保護型です。

筒型タイプの避雷保護型です。

筒型タイプの避雷保護型です。

引下げ線をPD電線ではなくケーブルで行っている装柱もあります。

ケーブル支持線はC型差込金具を使用しているので3mm位でしょう。

トランスへの一次側電源遮断用(7200V50Aが主流)です。

トランス一次側に付けられており、内部にヒューズが入っています。

中国電力では角型と筒型が使用されています。

パターンA     角型タイプ+高圧引留がいし(引下げ支持)

パターンB 筒型タイプ+高圧耐塩型ピンがいし(引下げ支持)

従来はAで装柱していたがBに順次変更している・・と思ったのですが

Aの角型が新しくなっている装柱もあるので両方を使用しているのでしょう。

柱上トランス

新しい装柱・・動灯共に20KVA・・

中国電力の柱上トランスはバンドハンガー装柱です。

パターンA 角型タイプ+高圧引留がいし装柱です。

パターンB 筒型タイプ+高圧耐塩型ピンがいし装柱です。

トランスは動力、電灯の2台載りが一般的な装柱です。

トランス直下に装柱された引込専用腕金です。

中国電力では各柱トランスで直下の需要を担う方式が多いです。

共用型柱上トランス

需要の多い繁華街などに装柱されています。

動力+電灯共用型のトランスです。

一次側カットアウトが内蔵され、二次側の引込線用接続箱もあります。

高圧開閉器

気中開閉器です。

気中開閉器です。

ガス開閉器です。

開閉器のリード線が片側に2本あります。

端子型の機器なので2本にしているのでしょう。

配電自動化開閉器と需要用の区分開閉器が装柱されています(凄い)

高圧線路の開閉(入り切り)を行います。

高圧用接続終端部

耐塩型接続終端部(左・中)    接続終端部(右)

 地中線のCVT立上りケーブルの端末部です。

接続終端部から上には高圧縁廻し用絶縁電線(IJP)を接続します。

がいしがあるのが耐塩仕様です。

高圧線路分岐

高圧耐塩耐張がいしによる中間分岐です。

高圧耐張がいしによる中間分岐です。

分岐線が離れ高圧中実がいしで支持しています。

巻付グリップとシンブルを使用した中間分岐です。

丸型スペーサーを使用した十字交差です。

電線に圧縮スリーブが残っていることから前は分岐をしていたのでしょう。

高圧線の中間分岐は、さほど多くありません。

鋼より線絶縁カバー

鋼より線(水平、地支線)には絶縁カバー付けられています。

〜低圧用〜

低圧線路分岐

 

低圧本線分岐は低圧引留がいしを使用しています。

写真は低圧本線を曲げている装柱です。

低圧線の中間分岐は、ほとんどありません。

低圧接続箱

共用型柱上トランス装柱に取付けられた接続箱です。

箱(角型)の接続箱です。

東京電力、北陸電力の同等品に比べ箱が

大きいので接続回路数がそれより多いようです。

引込線用の接続箱です。

電線ヒューズ

密閉型電線ヒューズです。

各相単独のヒューズホルダーです。

各相単独のヒューズホルダーは引込専用腕金に装柱されています。

低圧本線と引込線の接続点に取り付けるヒーュズです。

低圧用自動電圧調整器(LVR)

低圧線の電圧降下を補正します。

〜低圧用がいし〜

低圧引留がいし

低圧クランプを使用した本線留めの引留がいしです。

 

柱間接地線を留める引留がいしです。

主に低圧本線や引込線、架空地線に使用しています。

低圧引留用がいしです。

電源線は緑色、白色

接地線は茶色

を使用しています。

DV引留がいし

DV引留がいしは茶色が電灯、白色が動力です。

太物引込線にはセラミック製が使われています。

セラミック製には大と小があります。

多溝がいしも使われていました。

引込線支持の鋼より線は接地相に繋がっていました。

引込線の支持に使用しています。

単相DV線は青、黒が電源で緑が接地です。


注意

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