東北電力 配電柱装柱情報センター

東北電力規格の装柱材料の説明です。

 他の装柱品は東京電力配電装柱情報センターをご覧下さい。

内容

電柱  装柱金物  架空地線  頭部キャップ  接続引留  絶縁カバー

中実型高圧耐張がいし  中実型高圧耐塩耐張がいし(2)  高圧耐張がいし用耐塩皿

中実型高圧ピンがいし(2)  中実型高圧耐塩ピンがいし(2)  高圧スペーサー

   支持ピンがいし  耐張耐雷ホーン  断線保護ホーン 高圧カットアウト(CF) 

  被覆巻付バインド  配電用避電器  気中負荷開閉器  遠制用気中負荷開閉器

トランス  高圧用自動電圧調整器  半導電性引下げ線グリップ  電線

低圧用電圧補正器  低圧接続箱  電線ヒューズ  DVがいし

電柱

継柱パンザで継柱

14(長さ)19(上部末口軽)7,0(荷重強度)

14m柱の重さは1700Kg・・最近あまり見ないJISマーク入り・・

減少傾向の木柱

現在電柱はコンクリート柱を使用し、木柱は既設の設備のみになっています。

他に細径ポール、複合台柱、鋼板組立柱、複合パンザ、などがあります。

また、継柱用に継柱パンザ(2m下部19cm)があります。

装柱金物

アームタイレスバンドと腕金

アームタイレスバンドと腕金

高圧引下支持金物

自在バンド

通信設備ではよく見られるバンドです。

柱の径に関係なく使用出来る優れものです。(支線など高張力箇所除く)

シンブル

鋼線の引留に使用する巻付グリップです。

グリップの固定はバンドのボルトにシンブルを通します。

支線は鋼より線を使用


装柱金物には腕金、バンド、ボルト、シンブル等様々な種類があります。

主な金物類(バンド)

自在、支線、アーム、ハンガー、パイプ支持バンド

主な金物類(トランス)

CF支持アーム、トランス当金物、ピン碍子支持アーム

主な金物類(シンブル)

グリップ、シンブル(鋼より線)

架空地線

東北電力の架空地線は限定型になっています。

地域の特性を考慮して設置しているようです。

福島県(福島市等中通り)

岩手県(北上市等県南)

青森県(津軽地方)

などの地域に多く見られます。

装柱は腕金型ですが、GWキャップも北上(岩手)や蟹田(青森)にありました。

頭部キャップ

尖がりは積雪防止

コンクリート柱の頭部に被せるキャップです。

コン柱最上部のコンクリ蓋(*)の保護用で積雪防止を兼ねています。

(*)コン柱の内部は空洞で、最上部と底部にコンクリ製の蓋を貼る構造です。

接続と引留

銅締付コネクター(カバーあり)

引留クランプ銅線用(カバーあり)

主な接続部材

スリーブ類

ジャンパースリーブ

銅線用直線スリーブ

変圧器二次側直線スリーブ

コネクター類

銅締付コネクター

銅圧縮コネクター 

銅、アルミ引下線圧縮コネクター

トランスリード線圧縮コネクター

クランプ類

引留クランプ銅、アルミ線用

高圧グリップ

低圧グリップ

絶縁カバー

低圧グリップカバー

主なカバー類

ジャンパースリーブカバー

高圧グリップカバー

高圧クランプカバー

トランスリード線Y分岐カバー

低圧グリップカバー

中実型高圧耐張がいし

赤帯なし

耐張がいしは通常1連で使用します。

中実型高圧耐塩耐張がいし(ダブルヒダタイプ)

耐張がいしの塩害対策タイプで最近登場したものです。

中実型高圧耐塩耐張がいし(トリプルヒダタイプ)

赤帯なし

右の耐張がいしは全国(東京電力他)普及型です。

耐張がいしの塩害対策タイプです。

高圧耐張がいし用耐塩皿

耐塩皿

耐張がいしと耐塩皿が一体化タイプかもしれません。

耐張がいしの風下側に取付けて内部ヒダへの着塩を防止します。

中実型高圧ピンがいし

赤帯なし

引通しやJP支持、トランスの引き下げ用がいしです。

中実型高圧耐塩ピンがいし(シングルヒダタイプ)

ピンがいしの塩害対策タイプで最近登場したものです。

中実型高圧耐塩ピンがいし(ダブルヒダタイプ)

赤帯なし

ピンがいしの塩害対策タイプです。

中実型高圧ピンがいし

赤帯なし

引通しやJP支持用で使用します。

高圧がいし青帯

耐張がいしや中実型ピンがいしの赤帯ではなく青帯型です。

高圧スペーサー

スペーサー1

スペーサー2

紐タイプ

高圧線の分岐や街路樹接近ヶ所で使用します。

中実型高圧クランプがいし

重塩害型

軽塩害型

中実クランプがいしは新潟県などの沿岸部で使用しています。

沿岸部では送電用がいしも使われています。

東京電力クランプがいしと同等品で、引通しやJP支持用で使用します。

支持ピンがいし

トランスの引き下げ線に取付けるトランス保護用避雷機材です。

耐張耐雷ホーン

開閉器を保護します。

耐張がいしに取付ける開閉器保護用避雷機材です。

断線保護リングとホーン クランプ保護がいし

 

断線保護リング

断線保護リング

断線保護ホーン

クランプ保護がいし

中実型高圧耐塩ピンがいしに放電用クランプが付いたタイプです。

放電側には断線保護ホーンが付いています。

ピンがいしに取付ける断線対策用の避雷機材です。

高圧カットアウト(CF)

保護用避雷型CF

筒型耐塩CF

角型CF

トランスへの一次側電源遮断用(7200V50A)です。

トランス一次側に付けられており、内部にヒューズが入っています。

この筒型の前は角型でした(現在もまだあります)

被覆巻付バインド

高圧線の電線をがいしに捕縛するバインドです。

配電用避電器(アレスタ)

 

高圧線への落雷電流を逃がす避雷機材です。

気中負荷開閉器

高圧線路の開閉(入り切り)を行います。

気中負荷開閉器 密閉型

高圧線路の開閉(入り切り)を行います。

気中負荷開閉器 縦形

高圧線路の開閉(入り切り)を行います。

遠制用気中負荷開閉器

遠隔操作型開閉器縦型の装柱です。

下部トランスが遠制用電源トランス(5KVAの2電源)です。

遠隔操作型開閉器縦型の装柱です。

下部トランスが遠制用電源トランス(8KVAの2電源)です。

遠隔操作型開閉器の装柱です。

下部トランスが遠制用電源トランス(1電源)です。

気中負荷開閉器用子局です。

左から通信線分岐箱、電源スイッチ箱、気中負荷開閉器用子局です。

角型の気中負荷開閉器用子局です。

事故区間表示器(SI)の装柱です。

配電自動化システム用の遠隔操作型開閉器です。

自動化開閉装柱には、遠制用電源トランスが装柱され

気中負荷開閉器用子局と組み合わせて使用します。

他に事故区間表示機能付開閉器もあります。

トランス

電灯単独トランス装柱です。

電灯、動力用の柱上トランス腕木組装柱です。

電灯、動力用の柱上トランス腕金組装柱です。

電灯、動力用の柱上トランス変台装柱です。

電灯、動力用の柱上トランスハンガー装柱です。

電灯動力共用(複合)の柱上トランスです。

単相トランス2台をV結線して収容したものです。

 

柱上トランスには、電灯、動力、共用の他に遠制用電源があります。

灯力共用(100+50KVAなど)は主に繁華街などの重負荷地域で使用します。

反対に山間部など軽負荷地域では3KVAや5KVA(遠制用には8KVAもある)の

小さいものが使われています。

単相(電灯動力)トランス容量

(3).10.(15).20.30.50.75.100KVA ( )は既設のみ

三相(共用)トランス容量

100+50.50+30KVA

東北電力管内では三相4線配電方式が採用されており

通常、電灯用動力用と2台のトランス(30KVA+10KVAなど)が装柱されています。

トランスは大きい方が電灯で、小さい方が動力となっています。

二次側の低圧線側はパイプにより本線へ立ち上がっています。
 

高圧用自動電圧調整器(SVR)

電源から遠方の線路に設置し、電圧降下を補正します。

2000KVAと3000KVA型があります。

半導電性引下げ線グリップ

高圧引下げ線を支持するグリップです。

電線

低圧本線に使用する屋外用ビニル絶縁電線

高圧本線に使用する屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線

(下部は高圧のケーブル引き込み線)

VVF−VVRケーブルの引込み線

DV線より離隔が少なく出来るので最近は増えています。

 
主な高圧用電線

屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線 OC

難着雪形圧縮導体水密形高圧屋外用架橋ポリエチレン絶縁電線 SSW−OC

高圧縁廻し用絶縁電線 IJ

高圧引下げ線用絶縁電線 PDP

主な低圧用電線(本線、引き込み線)

屋外用ビニール絶縁電線 OW

引込用ビニール絶縁電線 DV

難劣化引込用ビニール絶縁電線 DL−DV

ビニールシース平形ケーブル VVF

ビニールシース丸形ケーブル VVR

ビニール絶縁電線 HIV

プレハンガ型ビニール絶縁電線 HV

低圧用電圧補正器(LVR)

電圧の降下を自動補正します。

低圧接続箱

低圧本線がダイレクトに繋がるタイプです。

引込線用の接続箱です。

電線ヒューズ

密閉型電線ヒューズ

密閉型電線ヒューズのホルダー

各相単独のヒューズホルダー

各相単独ヒューズホルダーは福島、岩手によくあります。

低圧本線と引込み線の接続点に取り付けるヒーュズです。

DVがいし 大と小

DVがいし小

DVがいし小(上) 大(下)

がいしの形は同じです。

↑遠近法で近いから大きいのではありません・・

単3の需要家側DVがいしです。

DV線の黒、緑は電源線で、青は中性線です。

欠相防止のために青は余丁があります。

DV線を巻きつけ支持するDVグリップです。

北海道などで多く使用されているタイプです。

DV線の引込線用がいしで大と小があります。


注意

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必要な方は必ずご連絡下さる様お願いします。

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