東京電力・新しい装柱10

近年設備が省略されたり、変更のあった装柱例集です。

(記事中の装柱品名については配電柱装柱情報センターをご覧下さい。)


分路リアクトル調相装置

フェランチ効果による電圧上昇を抑制する装置です。

本体(リアクトル装置)、保護装置、制御装置で構成され、装柱を考慮して小型化されています。

高圧需要家(6KV受電)側の力率改善コンデンサが軽負荷時(夜間等)にフェランチ効果を推進します。

フェランチ効果により電圧が上昇するのを抑制するのが分路リアクトルです。

分路リアクトルとは(超簡に。。)

力率・・・有効に利用できる電力の割合(燃費みたいな・・)

力率向上をするために改善コンデンサを使用)

夜間や休業時の電力使用量(軽負荷)の少ないときに

力率向上しすぎるとフェランチ効果になり受電側の電圧が上昇します。

この上昇を抑えるのが分路リアクトルです。

本線から分岐して新設された分路リアクトル装柱です。

埼玉南北部や茨城南部で装柱を確認しています。


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